第3話

「……や……………緑谷!!!!」





「!!」





「……お前、俺の話聞いてたか?」



「き、聞いてました!!す、すみませんすぐ準備します!!」




雄英高校の入学式から間もないある日、

授業前に1年A組ヒーロー科、緑谷出久は担任の相澤に怒られていた。

それを見た周りも急いで準備をする。


そうして人命救助訓練の授業のため、USJ(嘘や災害の事故ルーム)へと向かう。






「デクくん?どうかしたん?さっきぼーっとしとったけど……」



「や、えと……今日夢を見てから

いつもこんな感じみたいなんだ……あはは…。」




「夢?夢ってどんな?」



「私も聞きたいわ。」






「えと、僕、幼なじみと別々になった時とか……」



「……爆豪くんと?」




「あぁ!?」




「違う違う!もう1人、女の子がいたんだ!

無個性で、でも強くって……オールマイトの次に憧れてた子。

その子が小学生になる前、遠くへ引越しをして……!


元気かなぁって思っただけ!」




「へぇー」



「爆豪くんと緑谷くんとその女子と3人は幼なじみというわけだ。」



「その方はどちらに……?」



「それが、僕もかっちゃんも教えてもらってないんだ。

ただ、色々と引越しを繰り返すから。としか……。


でも、その子から手紙と今いる所の写真と一緒に届いて、


小さい頃はお守りにしてたんだ。」



「んなの貰ってねぇぞデク!!!

……次会ったらお前もまとめて殺す!!!!!!」



「えぇ!?」



「もう着くぞ。いい加減にしとけよ……」



「「は、はい!!」」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る