第3話
出張中の週末に、中国は広東省の深セン市というところで動物園に行ったのでご報告
入場料は120元(約1800円)で、現地の物価水準を考えるとボッタクリ価格と言ってもいいけど、近代的な動物園でサファリパークがあってパンダが居るってことで早速行ってみた
現地に着いたらチケットカウンターは長蛇の列。
とても暑かったので、飲み物を買ってから並ぼうと近くのショボい屋台の売店へ。
するとどうだろう、店員がチケットはここで買えと言う。しかも110元だ。
ニセモノを警戒して一旦は断るが、中国人ならここで買うのが常識じゃないか、
あんた何処の田舎から出てきたんだよ、と言われ思い切って買って見たが普通に入場できた。
なるほどね、香港人や日本人など外国人の観光客は10元高いチケットを買わされてるんだな~ふむふむ、と中国語でつぶやくおれは一体何人?
動物園の中はとても広く日本のとはスケールが違う。
そう、中国は建物でも人物でも何もかもスケールが違うのだよ。
しかし肝心のパンダは1頭だけで、薄汚れた部屋で凄まじい形相で汚なく寝てるだけで可愛いくなかった。
がっかりだ
それからサファリパークのバスツアー(45分、1回だけ無料)に参加したり、
浮いた10元でトラに餌をやったりした。
金属の棒の先に肉をブスッと刺して檻の中に入れてあげるんだ。
トキメキッ!
そうそう、池のワニにも餌をあげられるんだ。
10元払って釣り竿的なものに鶏肉をぶら下げると、呆然と浮かんでるだけのように見える池のワニが一斉に四方八方から寄って来てガブンチョ!って算段だ。
ワニ同士の餌の奪い合いは見苦しいほど迫力満点だ
更にだ、諸君、50元払うと生きた鴨をワニにあげられるんだ。
お高いので今回生餌をあげている人はいなかったけど、内蔵ポロリや血しぶきブワーッの野生の世界も結局世の中金次第ってことですね、勉強になります
そう、ここはまさにリアリティ教育最前線。
そして初めてのデートには強くここを推薦したい
written by Pectin, Jul-2006
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