1538年 佐助5歳 行動開始
1535年
サスケ2歳 歩き始める 簡単な言葉を発する
山中の戦いで北条氏綱が武田信虎の軍勢を破る
森山崩れにより松平清康(徳川家康の祖父)が暗殺される
サスケの周りで起こった出来事
豊作で食べる物が増える
【健康上昇】
父親のマダラ(真鱈)戦に行き、武具を掻っ払ってくる
1536年
サスケ3歳 いっぱい話し始める
今川氏輝死去、これにより今川家お家騒動発生(花倉の乱)
伊達氏が塵芥集を制定
天分法華の乱が起こる
サスケの周りで起こった出来事
サスケの5つ上の兄イタチ(伊達 8歳)がガキ大将になる
伊達との仲が良くなる
父親の真鱈が字が書ける事が発覚。
村の意見書等を寺の坊さんと話しており、そこで村の書類を作っていたため字が書けるらしい。
どうやら真鱈はここの領主である織田秀敏の庶子の息子らしく、サスケから見て曾祖父さんが織田秀敏に当たる。
といっても多くいる庶子の中の1人であり、スペアにもならないから領地の中村でそういった庶子達に土地を与えて家を起こさせているらしい。
真鱈は孫なのでまだ繋がりがあり、足軽として活躍できるように字の読み書きを幼い時に習ったらしい。
ちなみに織田秀敏は織田信定の弟で、現当主織田信秀の叔父となる。
ちなみにこの人の一族の殆どが桶狭間で死にます。
真鱈に頼めば簡単な文字くらいは教えてくれるでしょう。
1537年
サスケ4歳 活動範囲が広がる
琉球王国が奄美大島を平定
尼子経久が石見銀山を奪取
足利義昭産まれる
サスケの周りで起こった事
近所の木下さん家で赤ん坊(日吉丸 後の秀吉)が生まれる
1538年
サスケ5歳
大内と大友で和睦
第一次国府台合戦にて北条が足利·里見連合軍に勝利
「さて意識がしっかりしてきた。神様話し相手になってくれてありがとうございます」
『いえいえ、またアドバイスがあれば話しかけますので頑張ってみてくださいね』
「では!」
グイッと扉を開ける意識で空間を開いてみるとホームセンターがそこにあった。
「おお、本当にホームセンターだ。すげぇ」
今自分がいるのは駐車場で、駐車場には軽トラ、トラック、農業用トラクター、ショベルカー等が鎮座していた。
恐らく出口から出ようと思えば出れるだろう。
駐車場を更に確認してみるとガソリンと軽油と灯油の給油所がある。
どれぐらい貯蔵されているかわからないので神様に質問してみると
『おや? 早速チートを確認中ですか! 関心関心。燃料の貯蔵量はほぼ無限です。気楽に使って大丈夫ですよ』
とのこと。
燃料をうまく使えば武器や日常的な燃料としても使えるかもしれない。
更に進んでいくとトイレがあった。
多目的トイレと男女の普通のトイレがそこにある。
ホースを繋いでトイレの掃除口の蛇口から水を出せば、川に行くよりもずっと楽に水汲みをすることができるだろう。
ホースを出入り口近くに伸ばせばほぼ水汲みの距離は無いしな。
ふと空を見ると明るいが、時間が止まったかのような空間で、太陽も星もない。
本当に切り離された空間だとわかる。
出口の奥も虚空だしな。
店外の売り場を確認すると野菜や花の苗が並べられている。
『ここの時間は止まっているからいくらここに置いておいても苗は腐ることは無いよ。君が触れない限り時間が止まるからね』
とのこと、駐車場も広いので蔵の代わりに俵の保管もできそうである。
他には竹箒だったりスコップや鍬、一輪車、支柱等の大きめの農業用の道具が並んでいる。
そもそもこのタイプのホームセンターは農業中心のホームセンターなので園芸だったりの道具が沢山ある。
普通のホームセンターではなくコメ◯にした理由だ。
小型耕運機や草刈機等、発電機なんかもある。
まぁ現状の使い道は限られているがな。
「お、こんなのもあるのか」
ちょっと古いが手押しポンプなんかも置かれていた。
店内に入ると野菜の種や米作りの道具や工具が沢山並んでいる。
チートもチートでいいところだ。
「工具類があれば木工の精度が段違いだからな。……と、ネジもあるな」
ネジがあれば火縄銃の制作が可能になる。
実物は必要だが雌ねじを作る時に雄ねじで型を作って雌ネジを作る必要があるが、すでに普通のネジがあれば応用は効く。
というか小型のハンドドリルでも形を作ることは可能だろう。
店内にあったメモ帳に種や苗の種類を書いていく。
現代品種の作物ばかりでこの時代の日ノ本には無いものばかりだ。
「まず種籾は種類別で裏の倉庫に相当量あったな。神様曰くF1種はなるべく無いようにしてくれたらしいが……」
米、小麦、大麦、蕎麦、じゃがいも、とうもろこし、大豆……主食になりうる作物の種や種芋は普通にある。
さつまいも、里芋、大和芋、長芋等の種芋やキャベツ、大根、長ネギ、玉ねぎ、カブ、トマト、ナス、カボチャ、キュウリ、ウリ等のスーパーの野菜コーナーにありそうな野菜の種や苗、梅、桃、柿、蜜柑等の苗木なんかも発見した。
書ききれないが他にも色々な野菜の種がまだまだありそうであるがそろそろ帰らないと心配されるので、今日の探索を切り上げて戻ることにした。
これらの資材を使えば色々な事ができそうである。
出口から何事もなかったように家に戻るのだった。
「佐助! そろそろ家の事を手伝ってもらわなくてはな!」
父さんがそう言ってきた。
働かざる者食うべからず……戦国時代の世の中だ。
しかも俺は長男ではなく次男……家の土地を相続することもできない。
必ず自立しなければならない立場だ。
「遊んではいけないとは言わんがなるべく家の為になることをしなさい。裏山で山菜を取ったり、川で魚を取ったりとかな」
「ちなみに家の畑ってどれくらいの広さなの?」
「うちは2反の畑を持っている(50メートルプールくらいの面積が1反)が、家族4人の食い扶持と年貢の事を考えると油断はできん」
「なるほど!」
「それに佐助は次男だ。家の田畑を引き継ぐことはできんから新たに開拓するか戦で活躍して土地を認めてもらうかしなければならん! そこは自由だ」
「はい! 頑張ります」
というわけで5歳ながら家のために食料を確保したり、友達と遊んだりといった行動を開始するのであった。
裏山を伊達(イタチ)と一緒に散策する。
「ここが俺達の遊び場だ。ただ誰かと一緒に行動することを心がけろよ。動物が出てきて危なかったりもするからな」
「はい!」
裏山には色々な植物が自生しており、山菜だったりタケノコが採れたりと不作でも裏山で食料を集めればなんとか生きていくことができそうだ。
小川もあり、魚が泳いでいるのが見える。
罠を張ったりして捕らえられれば良いかもしれない。
ただ今は5歳、動ける範囲も限られているのでそれを考慮して色々頑張ることにしよう。
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