学校
第1話
私の友人は大人しい人であった。一人で行動しては、私は彼の背中を叩いて声をかけた。
「おはよ!空。」
「ん。」
私の友人は少しツンデレであった。
「おはようくらい言えっての。全くもう。」
私がムスッとすれば、彼が言葉を発した。
「おはよう陸。」
「素っ気な!」
もうちょいどうにかなるでしょ。まあ、それが彼のいい所であるのだが。私は、彼を一人にしたくないのだ。彼の陰った顔を見たくないのだ。もう二度と。
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