負けず嫌いなギャルが、 いつの間にかノーパンノーブラ露出プレイをするはめに

ふー

第1話 出陣~透けワンピで~

 あたしの名前は七瀬美咲。

可愛い制服で有名な女子高に通う女子高に通う3年生。


 でもって、その制服が似合うって言われるくらいにルックスには自信もあるし。

自慢は顔だけじゃないよ。

 見よ!あたしのおっぱいを!Fカップです。

色白のお肌すべすべで、腰もくびれ具合も、ヒップの形も自慢してみたり。


 だってさ、あたしが歩いていると、通り過ぎる男子が振り返って見てくる程だし。スタイルも自信あっても、可愛いって自惚れてもいいよね。


 受験生だけど、うちの学校はエスカレーター式で大学に行けるから、最低限の単位が取れればいいかなって、気楽に思ってて。

 だから、出席日数もギリギリだったり。

でも、赤点とか無いし、追試もない成績だよ。


 学校をサボって何をしているのかと言うと、好みの顔で声も、匂いもストライクど真ん中の『朝倉くん』の顔を拝みにファーストフード店に通っているんだ。

 そこで朝倉くんを眺めて見ている事が、日課みたいになってる。

もちろん毎日シフトに入っているわけじゃないから、その日だけ限定だけどね。


 朝倉って名前はネームプレートでチェックして、脳内にインプット。

年齢は多分、少し年上で大学生だと思ってる。 

 最初は空振りも多かったけど、今は朝倉くんのシフトも分かってきて、

つまり、その日が私が学校をサボる日って事だね。


 で、サボって朝倉くんを見に行くときは、それはもう、ビシッと髪もメイクも服装も決めて、可愛く見えるように気合を入れてるよ。

 実際に可愛いと思うし。


 少しだけ、お話できるかどうか程度だけど、私の名前も以前に教えたしね。

覚えてくれてるか分からないけど、それでも期待して、ついつい通っちゃうんだよね。


 椅子に座って、朝倉君を眺めて過ごしているだけでも満足だけど、もっとお近づきになりたいなぁと思うのが本音。

 友達からは、あたしは肉食系女子に見えているらしく、男子を食い散らかしていると言ってくるけど、そんな事ないよ。


 もちろん、気持ち良い事は好きだけど、あたしからは誘わないし。

よくナンパはされるし、そういうお誘いはあるけど、誰でもいいって訳じゃないよ。

 お高くとまってるとか、すましてるとかじゃなくて、女の子には言えない、知られたくない秘密ってものがあるってこと。


 話しを戻して。

その日は朝倉くんがシフトに入っていないと思って、お店に行ったら、朝倉君がいてビックリした。

 完全に油断してた。

ぼさぼさの寝起きの髪にパジャマみたいなラフすぎるっていうか、イケてない服装なのは分かってる。


 レジの前に進むまで朝倉くんがいるって気付かなったんだよ。

気付いてたら、着替えてから来たのにね。

 案の定、悪気はないのだろうけど、

「美咲ちゃん。今日はいつもと全然イメージが違ってラフな服だね」

 って言われましたとさ。

もうさ、恥ずかしくて、悔しくて。


 でも、私の名前を覚えてくれているのは凄く嬉しかったんだけど……。

どうせなら、ビシっと決めてる時に、呼ばれたかったよぉ。

 あの声で、『美咲ちゃん。今日の服は可愛いね』って。


 その日はそそくさと撤収して、明日の夜にシフトに入っているはずだから、

明日、みてろーっ。

 リベンジしてやるって意気込んで、服装を用意して不貞寝した。


 で、今日です。

今日の朝倉くんは夜のはずだから、サボらずに学校に行ったけど、

すっごく時間が経つのが遅く感じるんだよね。

 早く家に帰って、着替えたいし、朝倉くんの顔を拝みたいし。

ようやく学校が終わると、家に帰って頃合いを見て、着替えを始めて。


 黒いシフォンの透け感満載の超ミニ丈のAラインが可愛く見える、

フレアワンピをチョイス。

 下着が上下ともに透けて見えるだろうから、可愛いけどセクシーな服に合うように、大人っぽい感じをイメージして、紫のレースのブラとショーツをセットで。

 これで朝倉くんを悩殺だーっ。


 下着が透けて見えるだろうけど、そんなのお構いなし。

お店に向かう途中の、周囲から突き刺さる視線も気持ちいい。

 けど、見せたいのは朝倉くんにだからね。


 朝倉くんに視られたいから、お店に向かって闊歩しているんだから。

まぁ、可愛くてスタイルもいいあたしが、下着を透けさせているのだから、

 いつも以上に、振り返ってくる男性が多いのは仕方ないと思うけどね。


 いざ、お店に着いで少し外から店内を覗くと、居ました。

愛しの朝倉くん。

 自動ドアが開き、店に足を踏み入れた瞬間に、四方から視線が突き刺さる。

 普段なら、もっと視て―って言いたいところだけど、今日は朝倉くんに見せる為だから、ジロジロ見ないでよね。


 レジ前に立っている朝倉くんをチラと見るけど、私の顔を見ては、いつもの素敵なスマイルにときめいてしまう。


でも、あれ?

 悩殺させるつもりが、やっぱり私が蕩けてる気が……

ダメダメ。

 今日は朝倉くんに蕩けて貰います。


 店内は込んでいる訳でもなく、レジに誰も並んでいないので、

コツコツとパンプスの音を響かせ、朝倉くんの前に立つ。


 さて、朝倉くん。

今日のあたしの、このセクシーな服はどう?


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