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互いの左の薬指には、"一生一緒に生きていく"事を誓ったリング。
2人は幸せな日々を送っていたのだ。一瞬たりとも疑う事なく、永遠を信じていた。それなのに…。
幸せが壊れるなど、誰が予想出来ただろう。2人の幸せは、突然の事故により不運にも奪われていく。
時刻は6時を回っていた。
ケータイを見つめ、夫の帰りを待っていた時だった。突然ケータイが鳴り、画面には知らない番号。
「
病院からの電話で、衝撃的な事実を知らされた美亜は言葉を失う。
最愛の夫が、20年以上も一緒に生きて来た幸紘が、突然帰らぬ人となった。幸紘は会社を出た後、美亜にメールを送った。そして車を走らせ帰宅途中、信号無視の車が突っ込んで来て…。
犯人はその後すぐ捕まり、信号無視の理由として「仕事で嫌な事があって
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