第16話 交渉

クィーン・ナイツを襲撃した後日。




「橘〜クィーン・ナイツの交渉に行こ。」


「少し早くありませんか」


「もしこれで傘下に入らなかったら、少し抗争するから。早めに。」


「了解です 。兵隊を集めます。」




〜〜〜クィーン・ナイツの事務所〜〜〜




「前日に、襲撃した者です。 本日は、交渉をするためにここへ来ました。」




門番は、非常に驚いていた。流石に襲撃した、翌日には来ないと思ってたのかな?交渉は厳戒態勢で2人のみ応接室に入室に許可された。前日の事を考慮すると当たり前か。


応接室の周りには大量のクィーン・ナイツの兵隊が囲んでいた。返答次第では、殺す気らしい。


応接室には、女頭領と側近らしき人が数名と僕と橘が居た。




「まさか、貴方が来るとは、昨日は随分派手にやってくれたね」




凄く怒ってる、怖い。屋敷を見た感じ昨日の、放火は半焼で済んだらしい。あと幹部とかを、拉致もしたからな、早く本題に切り出そ。




「単刀直入で言います 僕の組織の傘下に入ってください。傘下に入ったら昨日拉致した人間を返します。だが断れば、わかりますね?」


「質問だ お前は私と敵対の意思はないと?」


「傘下に入らない=敵対です。」


「今 少し利権関係で揉めてる組織がある。その為に、昨日拉致された、人間が欲しい。背に腹は代えられない。大人しく傘下に入ろう。」


「わかった 今日からクィーン・ナイツはconquerorの傘下だ。conquerorトップ坂下正幸だ」


「クィーン・ナイツ トップ マリア・シュヴァーベン 気軽にマリアと読んでくれ ボス」


「後こっちは、僕の右腕の橘 孝一だ」


「ボスの護衛も務めている、橘です。以後お見知りおきを」


「早速だが拉致した人間を返してくれ。ボス」


「わかった、すぐにこっち来させるよ。」


「そういえば、ボス一つ気になる所がある。」


「何?」


「私と戦闘した時に使ってた、あの黒い塊が非常に気になる。魔力を感じないから、魔法道具ではないと思うが。」


「これは銃と言う道具でこの銃口から弾丸を発射し敵を倒す道具だ。だが扱いが、非常に難しくベテランの人だけが使える道具だ(嘘)。」




もしマリアに貸してそれを複製して、この異世界も銃社会になったら困る。


だから、これは仕方ない事だ。ごめん。




「へぇ~凄い 今度私も撃ちたいな〜」


「また今度な。」


「はーい」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る