想いの向こう側
中崎 莉子
第1話 刹那
たわいもない日常に
あなたの線が混じった
非日常
遠くのあの場所が恋しい
近づくたびに離れる
触れるたびに息を潜める
何度も繰り返す
ふたりの止まない呼吸は
お互いの皮膚を震わせる
窓ガラスは曇っている
淹れたての珈琲
言葉が優しく失われてゆく
たった一つだけ
此処に残る
あなたは言う
ねぇ、
明日晴れたら海に行こうよ
想いの向こう側 中崎 莉子 @sekai279
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。想いの向こう側の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます