第5話

【iPhoneが発売されてない?】

 声の調子からだと

 わたしと年齢が近い気がした。

 もしかしたら年配だったのかもしれない。

 だけど、

 現在いまはiPhone主流のような感じで

 テレビでも宣伝してる。


 読めば読むほど疑問しか浮かばないわたしは

 家に帰り手紙を書くことにした。


『 津城誠弥様

 交番には携帯は届けられていませんでした。

 けど携帯は買い替えたので大丈夫です。

 名前は早瀬花瑠と書きます。』


『 早瀬花瑠様

 この前のことは気にしないでください。

 僕は横浜で教師をしてます。

 もしよろしければ

 明日大学で文化祭があります。

 遊びに来てください。』


こうして、ふたりの文通は始まった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る