第2話

固定電話で呼び出しするもキャッチがなく

諦めて切ろうと思った時、男性の声がした。


「もしもし..」


「あの。こんにちわ。わたし早瀬花瑠はやせみちると言います。その、、わたしの携帯を拾ってくださりありがとうございます。」


「…すみません。電話番号間違っていませんか?僕は携帯を拾ってません。これは2年使ってるドコモのAndroidです。申し遅れました、津城誠弥つしろせいやと申します。」


「えっ、、iPhoneではなかったですか⁈」

頭が追いつかなかった。


「はい。そのiPhoneではありません。」


意味不明な事態にわたしは

なんの言葉も思い浮かばなかった。

これ以上話を続けても平行線だと判断して

電話を切ってしまった。


時間を置き再び携帯にかけてみたのだが

その男性に繋がることはなかった。

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