第15話

2年後…


わたしは無事に小学校教論の新任となった。

子どもに勉強を教え

その子どもたちが成長していく姿が嬉しかった。


そして葵の今年の命日は雨だった。

お墓にお花と、一緒に食べたカスタードのたい焼きを供え

車の鍵を開けようとした時、わたしの車の横に

雨で濡れた犬がいた。 飼い犬なのだろうか?

グリーンの首輪ようなものを着けている。


ここのお寺のお坊さんに犬について聞いてみると

1年近く居座っているので

お坊さん達で世話をしているそうだ。


と言うことは飼い犬ではない。


『あの、わたし飼ってもいいですか?』


「えっ⁈いいんですか?是非ともお願いします。」


こうして家に連れて帰ることした。

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