The・アドベンチャー!シリーズ

桃猫 知花

絶海のアドベンチャー! (第一章)

プロローグ

全てが真っ暗な世界に、少女が作り出された。

作られた少女の姿は、辛子色の背中あたりまであるロングヘアー、綺麗な薄橙うすだいだい色の肌、若竹色(少し青みが加わった緑色)のTシャツと茶色のポケットがたくさんあるズボン、灰色のスニーカーを履いた姿だ。

少女は目を開けた。綺麗な緑色の大きな目をしている。

少女は異変に気づいたようで、あたりの様子を見ているが、全て、真っ暗だ。


少女「ここは……どこ…?私は…何者…?」


すると、少女の後ろから、一つの光の筋が出てきた。その筋はみるみるうちに大きくなっていく。

その光に向かって歩いていくと、声が聞こえてきた。


???「私は…女神……」


清らかで優しい声だ。女神は続けて少女に言う。


女神「あなたの…名前は…マリア…マリアよ。」


少女は勝手に、名前を決められて困惑した。そして少女は言った。

マリア「何言ってるの?私は………えっと……あれ?マリアで合ってた。」

女神「そうよ。あなたは…マリアよ…」

すると女神の声がどんどんか細くなっていく。それと同時に光が増した。


女神「マリア………勇者マリア……………君はこの地に………降りて……魔王を……倒し………て…………………」

女神の声が聞こえなくなった。

マリア「!?どういうこと!?私が勇者ってどういうことなのよ!」

そして全てが光に包まれ、

マリア「ねえ女神様!これってどういうこと!?」

何もかもが真っ白になって……


マリアはこの地に降りた。

あたりを見渡してみると、さっきの白と黒の世界……ではなく、綺麗な海が見えた。

マリアはなんのことかわからず、ただただ「!?」としか思わなかった。

そして、叫んだ。


マリア「ウワァァァァァァ!?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る