第12話 春の未来ノ島環境サステナビリティプロジェクト!

 4月中旬、未来ノ島みくのしまの春はその全盛期を迎え、学生エリアの緑地は新しいプロジェクトの舞台となった。クリス、柳、流磨をはじめとする学生たちは、この特別な日のために、制服とは一線を画す装いを選んでいた。


 彼らが共通で身に着けていたのは、青空を背景にしたプロジェクトのロゴが入った軽やかなジャケット。

 このジャケットは、プロジェクトメンバーの一体感を象徴すると共に、来場者との間で明確な区別をつける役割を果たしていた。


「ちょっと暑いな」

 流磨はジャケットの襟をなおすようにして、背中に滞留した空気を入れ替えた。

 晴天であり、絶好のイベント日和だが、彼はこの厚みのジャケットを本日の最高気温を記録する時間帯まで着つづけることはできないだろうと思った。


 この日、彼らが取り組む「光合成バイオリアクター」プロジェクトは、ただの環境プロジェクトを超えた意味を持っている。

 未来ノ島の学生たちが、自らの手で島の未来を形作る試みそのものだった。

 そして、このプロジェクトには、視覚的にもライトノベルや漫画の世界から抜け出してきたかのようなわくわくする要素が満載だった。


 島を覆うように張り巡らされたこれらの光合成バイオリアクターから上がる、水滴のように見える微細な気泡の様子は、小川がせせらぎ、生き生きとした生命力を周りに振り撒くかのようだ。

 これにより空気が清浄化され、周辺環境に新鮮な息吹をもたらしている。

 この技術のおかげで、島は自然が豊かに繁栄する森のような、生命力あふれる場所へと変わりつつある。


 彼らにとって、バイオリアクターはただの科学的装置ではなく、自然の中で息づく不思議で美しい存在として映る。

 この光景は、科学技術が自然と調和し、持続可能な未来への道を切り開いていることの証だ。

 学部の違う学生たちも、各々が売店や出し物、デモンストレーションなどを行って、このイベントを盛り上げている。

「いらっしゃいー!」

「未来ノ島名物、しらす丼だよ〜」

 売店の通りを抜け、クリスは柳にいちご飴を手渡して言った。

「高校の売店にしらす丼って、結構渋いよね」

 流磨はその横でイカ焼きを齧っている。

「たこ焼きとかよりも目立っていいだろ。ボリュームもあるし、とれたては美味い」

 クリスはソフトクリームを舐めながら流磨を見上げた。

「……あんた、またデカくなった?」

「まーな」

 柳はいちご飴に口をつけた。

「もう僕より大きくなったよ、流磨」

「え! そうなの? ちょっと並んでみて!」

 柳を引っ張って、クリスは彼らを比べた。確かに、5センチほどの差ができている。

「ほんとだ! っかぁ〜、早いねぇ、成長が」

「なんだそれ、言ってることがばあちゃんみたいだぞ、クリス!」

 流磨が声をあげて笑った。柳は小首を傾げてそれを見ている。

「確か声変わりは流磨が先だったよね」

「あー、風邪かと思ったらそれだったっていう」

 ここ数年の身体的な変化を振り返る。もう二人ともすっかり、クリスよりも背が高くがっしりとした男性となった。その大きな身体に挟まれたクリスは負けないようにと、せめて胸を張って歩いてみるのだった。

「えぇ? なぁに、どうしたのクリス」

「べつにぃ」

 流磨がまた、クリスをみて笑う。

「まあ、その負けん気の強さがあれば、これからも逞しく生きていけんだろな」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 今回はクリスらの所属する高専が中心となって、化学・科学・社会科学・経済学などの学部がイベントを行う特別な週末だった。

 高専の他にも、校舎が隣の未来ノ島高校からの生徒が加わっている。両校ともの生徒たちが駆け回り、また来客として楽しんでいた。

「じゃ、俺は実行委員と打ち合わせて、高校の方のやつらに対応する役みてーだから行くわ」

 流磨はジャケットの袖を捲り、校内放送の呼び出しで指定された教室に向かった。

「おー、がんばれ流磨〜」

「じゃあね、流磨。何かあったら連絡して」

 柳はラップトップとデバイスを纏めて携行している。これから室内で始まる技術面での対応に備えたものだ。

 クリスは配布されていたインカムを柳に手渡すと、自分の耳にも装着した。

「2年、桐崎です。マネジメント担当します」

 講堂の出入り口に履物が並び、クリスらもならってその場に靴を脱いだ。生徒用の室内シューズに履き替え、屋内へ進む。

「2年東雲です。技術班に加わります」

 講堂中央に展開されていたAR立体データ群が更新され、出入り口の生体識別チップリーダーと音声認識から彼らがチームへと加わった旨が追加される。

 対応中の学生名簿の一覧に証明写真と名前、学年、各種スキルが並び、今回各役割に配置された理由である主要な特記事項を生成した、簡易的な名簿に並んだ。

 升目のように敷かれた証明写真が円柱形に巻かれたような立体人員リストは、そのままこの学校のあらゆる技術と人的な能力の高さを示唆している。

 柳はネオトラバースプロ選手であることから、技術面でのサポートを担当する班での重要な役割を振り分けられていた。

 クリスタルは実利優先の思考回路を持ち、マネジメントのポジションがその能力を発揮するために適切であるとの結果が出た。島の警備とインフラに詳しい両親と、兄や妹の影響かもしれない。


「結構もう空調動いてるんだね」

「人がたくさん入って、更に機械もフル稼働でプロジェクト支援だからね」

 一学年二十クラスを超える規模のマンモス校。それが並び立つ学園エリアで、意図的に色合いを対比させた高校と高専の制服は、白い校舎に対して高いコントラストをつくり、存在感が大きい。

 三年生の生徒がふたりを迎え入れた。

「ああ、きみたち、待ってたよ。ちょっと一年生の子に教えてやってくれない? 東雲くんは悪いんだけど、もう技術班のテーブルについてくれる? 外部スタッフさんに詳しいことは聞いてね」

 高専だが未来ノ島高専は基本的に三年制で、学士、準学士を取得する。または大学、大学院に進学、就職と、高校と同じ期間に濃密なカリキュラムが組まれている。

 柔軟な対応ができる学園の巨大なネットワークと豊富な人員、そしてコンピュータによる適切な運用により、3年制であるところを従来の5年制としてカリキュラム変更することも可能であるなど、風変わりな学校だ。


 忙しく働いている間に、時刻はもう正午近くを指していた。クリスは売店から購入してきたクレープとパッキングされたサラダを二人分、柳とその隣の席に置く。周囲でも皆が昼食を持ち寄って、食べ始めていた。

 クリスは外気温が高かったのにクレープを買ってしまったため、ジャケットを脱ぐことができなかった。おかげで背中が蒸してしまっている。食事を手放すとジャケットを脱いで、椅子の背にかけた。冷たいドリンクを思い切り飲み込む。

「柳、そっちはうまくいってるの?」

「大丈夫。流磨から聞いたよ。先輩たちから確認も取れてる」


 プロジェクトの一環として、彼らは特別なデモンストレーションを計画していた。光合成バイオリアクターを使って、夜になると光を放つ植物を作り出すというものだ。

 昼間は太陽の光でエネルギーを蓄え、夜になるとそのエネルギーを使って輝くこの植物は、プロジェクトのシンボルとして学生エリアを幻想的な空間へと変える予定だ。

 これは前年度から行っているイベントである。その規模と写真として映える評判、環境に絡んだ娯楽性という切り口から話題を呼び、島外からの来客も大勢訪れていた。


「去年の写真、きれいだね。光る花がこんなに」

 クリスはデバイスから昨年の様子を撮影した画像一覧をスクロールした。柳も同意する。

 所々に咲くカラフルな花々がフォトスポットとしての価値を高め、単に写真撮影だけを目的とした来場者も多い。

 彼らは大きなカメラを下げているもの、デバイスのカメラを使ってその場で加工やSNSを楽しむものなど、様々なスタンスで夜の訪れを待っているようだ。


『来場者のみなさん、こんにちは。未来ノ島高等専門学校環境サステナビリティプロジェクト実行委員会です』

 放送部員が、各所に設置されたスピーカーを通して音声を流している。軽快な音楽が流れ、イベントの盛り上がりを支えた。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 校内の参加者と外部スタッフがひしめく高専の講堂は、日が頂点を過ぎて暫くしたあとにはあらゆる装置と人の熱気で室温が上昇し、自動的に調整された空調システムが強い冷風を吹き出していた。

 クリスのインカムに通知が入る。柳からのコールだ。技術者ブースから少し離れた区画に立って先輩と話していたクリスは、技術班から呼び出されたことをインカムのAR表示から知った先輩と、素早く会話を終えた。そして早足で柳の元へ向かう。


 半透明のシアン色に区切られたブース出入り口仮想カーテンを抜けて、技術班に割り当てられた机に止まる。

「柳、どうしたの?」

「クリス、これなんだけど。」

 プロジェクトが進む中、予期せぬトラブルが発生したようだ。

 柳はラップトップをクリスに見せる。光合成バイオリアクターのシステムに突然エラーが生じ、計画されていたデモンストレーションが中断の危機に瀕しているらしい。


『技術協力スタッフの皆さんは、講堂の技術エリアに集まってください。繰り返します……』

 柳が既に連絡を入れたらしい。野外のスピーカーからも、外部スタッフが集まるようにメッセージが流れていた。


 後ろから先輩スタッフもやってきて、クリスと柳に対応を協議するよう指示を出した。

「ごめん、先生いない! 外行ってくるから、二人は周りとやりとりして進めておいて! ごめんね」

 どうやら教師との連携がうまくいっていないらしい。直接知らせると言って、彼女は講堂を慌ただしく出ていった。

 このシステムは核心部分だ。すでに植物は学園全体で十分に育ってはいるが、その機能が突如停止すれば、プロジェクト全体が失敗に終わる可能性があった。


『情報学の渋谷先生、中央広場で技術班リーダー、倉島さんが緊急の打ち合わせを……』

 先輩スタッフが出ていった先は中央広場であったらしい。

「やばくない?」

「いや不安なのはわかるけど、割当てをこなしとけ」

 この緊急事態に先生の協力が望めないかもしれないという事実がプレッシャーとなり、生徒たちがざわめいていた。


 外部協力スタッフたちが集まり、トラブルに協力しようと各々が案を出し合う。

 しかしその前に、分析が急務だった。日の入りまでに、早急に復旧させなければならない。


「柳、これってどう思う?」

「分析してみるよ。少し時間を。5分でいい」

 外部専門家が柳の隣に着席し、共にデバイスを操作し始める。


「東雲くん、このシステムのエラー、見せてください」

「ああ、こんにちは。先日はありがとうございました」


 初老の男性は、柳の顔見知りらしい。

 柳はプロバーチャルスポーツのプレイヤーとしてだけではなく、技術分野の知識も豊富なのだ。彼らも勉強熱心な柳の姿勢に対して好意的に接してくれているようだ。

 柳は礼を失しないよう向き直って立ち上がろうとしたが、男性はそれを制して、彼にそのまま作業を続けるよう配慮する。

 そして男性はデバイスを立ち上げ、即時に把握できるよう情報を吸い上げ、AR画面を多数展開させた。

「ああ、なるほどね」

「このパターンに経験がおありですか?」

「いや、初めてだよ。でも少し考えれば、連携して解決は可能だと思う」

「頼りにしています」

「いやいや、君への投資だ」


 他の外部スタッフも加わり、複数のデバイスを連携させて対処を始めている。

 仮設ブースのボードに囲まれた狭い空間は、数々のデバイスが生み出す色とりどりのほのかな明かりによって照らされていた。


 クリスも彼女なりの役割を果たそうと奔走する。ブースから一歩出れば、他ポジションの生徒たちがジャケットを翻して対応に苦心していた。どうやら売店のエリアでも問題が発生したらしい。

 トラブルが起きるときにはこうして、連鎖反応のように複数の事案があることがお決まりであるようだ。

 その時、講堂の出入り口から見知った黒髪が見えた。技術トラブルの連絡を受けて駆けつけた流磨だ。

「みんな、心配すんなよ。クリスたちが今対応してるから、指示を待っといてくれ。……おいそこ! 怪我する前に片付けとけ! トラブルのときほどそういうのは大事だ! 安全第一! 頼むぜ」

 大声で檄を飛ばす様子に、クリスは彼も確かに解決に協力してくれているのだと知る。


 流磨は玲緒奈のサポート要員としての経験を生かし、プロジェクトメンバーや来場者の調整を行い、現場の混乱を最小限に抑えようとしている。

 他人の不安やプレッシャーを解消し、適切な指示を送ることができる彼の手腕を、クリスも信頼していた。


 彼は技術スタッフの区分に突き進んできた。

 外で長時間動き回っていたのか、ジャケットを脱いで腰に巻いている。

「おいシノ、何か手伝えることあるか?」

 柳はデバイスを操作する手を止めずに対応する。

「流磨、助かるよ。でも今は外部の人が手伝ってくれてるから大丈夫。流磨は来場者対応の方に行ってあげてほしい」

 ああ、と短い返事をして、再び彼は出入り口から出ていった。

 講堂の外での対応が忙しかったにも関わらず、様子を見に来てくれたらしい。その心遣いに、クリスは目線だけで礼を言った。ふたたび技術班のブースに入り、追加の対応を打診しようと動く。クリスも一部の技術面での対処を柳からレクチャーされていた。今は必要かもしれない。


 先程の初老の男性がクリスを見て、彼女自身の割り振られた役割を訪ねる。

 クリスはプロジェクトのマネジメントというポジション名を告げる。男性はクリスにAR画面を掲げて、対処の概要を述べた。

「見たところ、ここの接続が問題みたいだね。私もちょっと修正してみるよ」

 クリスはデバイスを取り出し、自らも技術面での協力を申し出る。

「あ、待ってください。データ私にください」

 この状況ではその後のマネジメント担当としての仕事よりも、目の前の作業を優先すべきと判断した。

「私も手伝います。ここは事前に対処法を習っていましたから」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 しばらくののち、外部スタッフの一団からは時折笑い声が漏れるほどの余裕が現れ、クリスはふと息をついた。


 エラーの原因が特定され、問題が修正された。


 プロジェクトチームと支援者たちの協力により、システムは無事に再稼働し、デモンストレーションは予定通りに行われる見通しだ。

 スタッフたちの慌ただしい動きが嘘のように落ち着いている。日が傾き始めた学園エリアで、来場者たちは特設ステージに集まり、夕暮れと共に始まるショーを心待ちにしていた。


 そして辺りが暗くなると、緑地一帯が幻想的な光で満たされた。


『──皆さん。日没とともに、今プロジェクトのメインである植物たちと科学技術のコラボレーション、その象徴が淡い光を灯します。是非、エリアの隅々まで御覧ください。幻想的で特別な時間を』


 アナウンスが用意された台本の通り、会場の人々へこのプロジェクトの趣旨と美しさを伝えてゆく。幻想的な印象をより深くするBGMが、感動を大きく増大させていった。


「わあ!」

「きれー! すごい、こんないろんな色に光るんだね!」

 少女たちが感嘆のコメントを口々に漏らしながら、写真を撮影する。


「科学技術と植物の融合……」

 特定の専門分野を持つ大人たちも、見上げながら腕を組んでその光景に見入っている。

「ほら、見えたか?」

「ひかってる!」

「よかったね。みたいみたいって、去年言ってたもんね」

 ファミリー客は、家族皆でこの時間を共有することの価値を噛み締めている。

 小さな子どもたちも、華やかな光景を楽しんでいた。恋人は寄り添い、友人たちははしゃぎ合う。一人で見上げながら、感慨に浸る。


 受け取り方は様々でも、このチャレンジの成果を認識し、明らかな成功風景に感動していることは、この場にいる全員が同じだった。


 光る植物たちが放つ柔らかな光は、まるで別世界のよう。

 学生たちの中には、この光景を前にして感動のあまり涙を流す者もいた。


 クリスは外に歩み出て、涼しい風を受ける。金色の髪が揺れた。

「……きれい」

 流磨も人の流れの中でまた、植物たちの光を見て、満足そうに笑っているのが見えた。クリスは手を振る。流磨も応えた。

「クリス、お疲れ様」

 柳が後ろから歩み寄ってきた。技術班にも余裕が出て、今は少数が残ってイベントを気楽に楽しめる時間帯らしい。

「おつかれー。去年も見たけど、今年はさらにパワーアップしてない?」

「植物だからね。成長してる。クリス、本当に助かったよ。ありがとう」

「やだ、柳なんか技術班で引っ張りだこだったじゃない! あんたに言われるとバカにされてるみたいじゃん」

「ばかになんてしてないよ」

「ぷん、どうだか」

「クリス……」

 数秒の間、そっぽを向いて意地悪をしてみる。柳は困ったようにこちらを見ていた。

 その様子に満足し、笑いかける。

「うそ。ありがと、柳。あんたがすごい活躍するから、私も頑張ろうって思うんだよ」

 柳は突然の一言に目を大きく開けたあと、柔らかく言った。

「寂しかったの? 僕がずっと対応に追われてたから」

「うぐ……! ち、ちがうもん……」

「そうなんだ?」


 流磨が近づいてきた。高校のほうも解散し、こちらと同じように明日集合して後片付けに入るようだ。

「お二人さん、おつかれ。あー、邪魔したか?」

「なにが?!」

 クリスは真っ赤になってしまった。流磨は楽しそうだ。その場を逃げるように後にすると、柳が流磨と座って話し始める様子が見えた。

 せめて、友人のままで満足できたら。


 そうすればあんな風に、心から気楽な関係でいられるかもしれないのに。だけど、こんな気持ちを抱いてしまった。気づいてしまった。

 クリスは花々を見上げた。学園の校舎群に沿って満たされる光たちは、訴えてくる。花開いた喜びを。闇の中に咲き、生命を巡らせる逞しさを。

 クリスの中の恋心のようだった。満ち満ちて、溢れる。外壁だけでは足りずに、他の建造物へ向かって蔓を絡ませた花の、求める手。


 願いは届かない。こんなに近くに見えているのに。

 蔓の先は虚空に。その先端は今、掴むものもなく、ただ闇に覆われた空を指してはすがる先を求めていた。

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