中学1年生 -春-
入学式 【夏穂side】
第1話
空は鮮やかな青色に染まり、目には桜並木の桃色が映える。
今日は中学校の入学式。
私、柄畑夏穂はピカピカの制服に身を包み、校門をくぐった。
その少し先でクラス分けの紙を上級生から受け取って自分のクラスを探す。
夏穂「えっと…私のクラスは…」
あった、1年2組!!
新入生の集合場所になっている校庭に行くと、既に多くの生徒がそれぞれのクラスに分かれて並んでいた。
私は自分のクラス「2組」と書かれた立て札の列の最後部に並んで周りを見渡すと、結構知ってる顔が多い事に気付く。
この中学校には3つの小学校から生徒が入学してくるから、同じ小学校から進学した子以外にも幼稚園の頃の友達とか同じ習い事の子達がいて割と早くクラスに馴染めそう。
そう思いながら新入生へ配られた書類に目を通していると、背中に衝撃が走った。
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