第12話

私:

これから業報の祠を見に行こうと思うんだけど…よかったら、あきちゃんも来ない?




私が本題について切り出すと、あきちゃんは申し訳なさそうに口を開いた。




秋穂:

チカさんのお誘いは嬉しいんですけど…

これから操と一緒に購買に行く約束をしてるんです。

誘っていただいたのに、その…ごめんなさい。


私:

そう…。

私達は操ちゃんも一緒で構わないんだけど…

それだと購買も混んじゃうか。




私がそう言うと、あきちゃんは横目で心底嫌そうにみっちゃんを睨む。




秋穂:

それもありますけど…

お姉ちゃんがいると、その人は何処にでも付いてきますからね。


夏穂:

私だって好きで一緒にいる訳じゃ…。


光行:

え~…

流石にその言い方はないんじゃない?


秋穂:

…本当に早く天寿を全うして下さい。

私の為にも…姉の為にも。




あきちゃんの威圧に若干気圧されて私達が何も言えずにいると、茶髪の女の子が話しかけてきた。




??:

あきちゃん、お話終わりました?


秋穂:

うん。

じゃあ、購買行こうか。

ではチカさん、失礼します。


私:

うん、じゃあまた今度誘うね。

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