第12話
私:
これから業報の祠を見に行こうと思うんだけど…よかったら、あきちゃんも来ない?
私が本題について切り出すと、あきちゃんは申し訳なさそうに口を開いた。
秋穂:
チカさんのお誘いは嬉しいんですけど…
これから操と一緒に購買に行く約束をしてるんです。
誘っていただいたのに、その…ごめんなさい。
私:
そう…。
私達は操ちゃんも一緒で構わないんだけど…
それだと購買も混んじゃうか。
私がそう言うと、あきちゃんは横目で心底嫌そうにみっちゃんを睨む。
秋穂:
それもありますけど…
お姉ちゃんがいると、その人は何処にでも付いてきますからね。
夏穂:
私だって好きで一緒にいる訳じゃ…。
光行:
え~…
流石にその言い方はないんじゃない?
秋穂:
…本当に早く天寿を全うして下さい。
私の為にも…姉の為にも。
あきちゃんの威圧に若干気圧されて私達が何も言えずにいると、茶髪の女の子が話しかけてきた。
??:
あきちゃん、お話終わりました?
秋穂:
うん。
じゃあ、購買行こうか。
ではチカさん、失礼します。
私:
うん、じゃあまた今度誘うね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます