第10話
夏穂:
此処って…
誘うって、まさか…
そこは1年1組の教室だった。
中では半分くらいの生徒がお昼ご飯を食べている。
はたは教室の中を見て私が誰を誘うつもりか分かったみたいね。
私は目当ての人物を見つけると、そっちに向かって歩いていった。
私:
こんにちは。
??:
あ、チカさん。こんにちは。
その子は私に気付くと軽く笑って挨拶を返してくれる。
身長は女子の平均くらいで、色素の薄い金髪にウェーブを当てている女の子。
そこでふと、みっちゃんが横でその子の顔をじっと見つめていることに気付いた。
光行:
…。
??:
…何?
視線が気になったのか、その子はみっちゃんを睨む。
…うん、人って話す相手が違うと、こんなにも顔が変わるんだね。
光行:
いや、ホントに似てないなぁ…と思って。
??:
あっそ。別に姉妹だからって似てないといけないって事もないと思いますけど。
夏穂:
ちょっと秋穂…別にそんな言い方しなくても…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます