第3話  気になる

エリナが「ごちそうさまでした。アヤネ?ピザ美味しかったね?」と口元をタオルで拭いた。

アヤネが「うん、本当ね。この時の為に生きているようなものよ」とニコニコしながら、タオルで口を拭いた。

アヤネが「今日は、私が特別におごってあげるから」と伝票を持ってレジに向かった。

店長が「1500円です」と声を掛けて、アヤネが「これでお願いします」とお金を出した。

エリナが「今日は、アヤネ太っ腹だね?そんなにお金が有るの?」と驚いていた。

アヤネが「まーね?この時の為にアルバイトもして居るから、お金には困ってないのよ」と偉そうにしていた。

エリナは「あれ?さっきまで此処に居た、ノブユキくんは何処に行ったのかな?」と周りを見渡して居ると、店長が「あぁ、ノブユキなら今台所で食器洗いをしていますよ?ノブユキと知り合い?」と聞かれた。

エリナは「はい、学校が同じ何で、知り合いも何も最近になってノブユキ君の事を知ったので、ちょうど会ったって感じですね」と店長に返事を返した。

店長が「ノブユキ、そろそろアヤネちゃん達帰るって?見送り行かないのか?」と大きな声で話し掛けた。

ノブユキは「え?僕は良いですよ。ただ、最近知り合ったばかりだし、特に話す事なんて無いのに」と顔を真っ赤にしていた。

店長が「ま、知り合いだから特別に今日は、アヤネちゃん達と帰りなさい。もう、此処からは俺が仕事を何とかやっておくから」とウインクをしていた。

ノブユキは「ちょっと着替えて来るから待って居てくれるか?」と声を掛けた。

エリナは「うん、待って居るよ」とノブユキに返事を返した。

ノブユキは「待たせてごめん。今から、一緒に帰ろう」とエリナたちと一緒に家へと帰る頃、街は明かりがつき、キラキラと光っていた。

周りは酒飲みをするサラリーマンが、泥酔して電話ボックスの前や、コンビニでまたやけ酒を飲んでいる人などで溢れていた。

ノブユキが「此処は酒飲み多いな?こんな夜じゃ、またそういう人も多いだろうな」と想いながら周りを見渡していた。

エリナが「何するのよ?」という声が聞こえて来て、ノブユキが「どうした?」とエリナの方を見ると、軽そうな男性が「お姉ちゃん、可愛いね?どっかで遊ぼうよ」と急に声を掛けて来たのだ。

アヤネが「あんた達、急に女の子で知らない人にナンパをするなよ?私が相手になってやるよ」と話をして構えると、手を捻って、男を捕まえて、男の上に乗ってタックルをかました。

アヤネが「今の家に帰りな?」とエリナを助けて、家へと急いで帰って行った。

アヤネは警察に事情を話し、家へと帰って行ったのだった。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る