水面に映る

影山 みはつ

第1話  優

僕は、小さいころからサンタの歌を歌って、皆でクリスマスを祝っていたものだ。

友人の俊也が「優?何をやっているんだよ。醤油をこぼしているぞ」と声を掛けた。

優が「俊也、僕は、最近小さい頃の夢をよく見るんだよ」と話をしていた。

俊也が「そうなのか?俺は最近友達と喋って居たから、分からないわ」と返事を返した。

優は「頼子?僕帰るから」と話をして、クリスマス会でお祝いをしている影が部屋から見えた。

優は外に来てドアを閉めると、たばこを無性に吸いたくなり、一箱が終わるころには優も外のプールサイドから夜道を歩き始めた。

俊也は、「あれ?雪が降っている」とふすまを開けて見ていた。

頼子が「今日は、クリスマスイブだし、本当に1年は早いわね」と声を掛けた。

秋子は、優の妹で、毎日優を観察していた。

秋子が「あれ?優は居ないの?」と頼子に尋ねた。

頼子が「あ、そういえばさっき帰って行ったよ」と話し掛けた。

俊也は「そんな事よりさ、もう、チキンもテーブルに置いてあるし、シャンメリーも用意したんだから、食べていいよな?」と食べたそうにしていた。

秋子が「呆れて物が言えないわ?優が居なきゃつまらないわよ」と話をして、家を出て行った。

頼子が「あら?秋子ちゃん帰っちゃった」と秋子が家を出ていく様子を見ていた。

秋子がその後「優?何処に居るの?」と探していると、優が「ごめんなさい。あぁ、秋子そこに居たんだ。僕は今空に星が見えて綺麗で見惚れていたんだ」と空の上を指さした。

秋子は「そう。空を最近見ないからね」と呟いた。

空に綺麗な月や空が見えて、頼子がすぐ近くに居て「綺麗な星空ね?ロマンチックだわ」と喜んでいた。

友人の俊也も来て、「何処がロマンチックだよ。俺にはただの小さい物体にしか見えないね」と返事を返した。


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