さよならの後で

影山 みはつ

第1話   綾音

「平山さん。授業中に寝ているなんて良い度胸ね」と赤い眼鏡を掛けた、女性の多村先生に見つかった。

綾音は「ん?何?」とよだれを口から出して居た。

多屋 幹太が「おい、また寝ていたのか?良く寝て居られるな」と感心していた。

杉 鈴香が「綾音、寝ていたんだ。あの先生に目をつけられたら最後、授業中に廊下に立たされるよ」と注意をした。

綾音は「そうなんだ。私、昨日徹夜して良く物作りをしているし、本を読んでいるから朝も眠いし、昼も眠いの」と欠伸をしていた。

鈴香が「ね?今日学校が終わったら、家で工場やっていてシルバーリングを作っているから見に行かない?」と綾音に声を掛けた。

幹太が「それ良いな?見に行こうぜ」と笑顔で話をした。

工場に向かうと、父親の尚和が「これはちょっと上手くいかないな」と少し疲れていた。

鈴香が「シルバーリングできそう?」と見に来ていた。

尚和は、「これは、出来ないからロウ付け頑張らないと、売り物にならないな」と諦めかけていた。

綾音が「あー、凄いね。シルバーリングを作ろうとしている事が凄いな」と目を輝かせていた。

鈴香が「でしょう?私のお父さんだもん。当然だよ」と綾音に話し掛けた。

綾音は「またね。また明日学校で会おうね」と鈴香に手を振っていた。

鈴香は「うん、ありがとう。またね」と綾音に手を振って見送った。

尚和が「良い友達だな?嬉しいことも楽しいことも半分こできるから友達は良いぞ」と話し掛けた。

鈴香が「ありがとう」と尚和にお礼を述べた。

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