第2話
まずはじめに、小学生の頃に自殺した姉について話していきたいです
私が学校から自宅に帰ってきた際
救急車や警察が集まっていました。
私は兄から 「〇〇(姉)の体調が良くなくて、救急車で運ばれたんだよ」
「俺は一旦警察の人と話してくるから座って待っていて」
と伝えられました
そう伝えられた時はよく頭が回らなかったのですが、兄に誘導されて泣きながらゆっくり家の中に入って 階の違うところで兄と警察が話し終わるのを待っていました。
待っている間、他の警察の方が私の方に近づいてきて声をかけられました
「あの、妹さんでしょうか」
と声をかけられ、私は静かに頷くと警察の方はこう言いました
「あなたのお姉さんが首を吊ったことについて詳しくお聞きしたくて」
私は姉が首を吊ったこともなにも知らなかったので、その言葉がものすごく衝撃で絶望しました
私は過呼吸になって、しばらく泣いたあと
父からの電話で姉の死を知りました
それから姉の運ばれた大きな病院に行って
おかしくなった両親の姿を見てさらに絶望しました
私は姉の遺書をみて泣き叫び、もうこのまま心中してやりたい気持ちでした
悪夢をみているみたいです
私は姉貴の死体の匂いが未だにトラウマで、たまに死体のような幻臭がするんです
姉が死んでから全てがおかしくなりました
親も定期的に精神崩壊を起こす始末で、夜中に大きな声でうなされたりしています。
テレビで自殺関連の話をすると
「なんで若い子ってみんな死のうとするの?ねえ、なんで?」と私に泣かれ返答に困り突き放してしまいます
自分自身、自殺者遺族である自覚はあり
同じ遺族である両親を支えねばならない責任感は持っているつもりではありますし、もう4年ほど経っているとこういうものだと思えてくるところはあるのですが、流石に荷が重くて生きるのが嫌になってしまいます
1度自殺未遂をしたのですが姉ちゃんの死体の匂いと親の泣き声を思い出して怖くなってやめました
私の姉が自殺していることは
前に私が自殺未遂する直前にたまたま話をしていた友達だけが知っています
普段は気を遣われたくなくて誰にも話していないのですが、
どうせあと何時間したら死ぬし、いっか
と思い話してしまいました。
どうかその子がトラウマとかになってないことを祈るしかないです
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