第29話

今は午後8時半。


家まで歩いて帰っている時のこと。


カイン、ケインが並んで歩き、その後をルーシーが付いていく。


男1「お姉さん!俺達と飲みに行かない?」


ルーシー「あの…………私は………………。」


17、8才の男二人に声をかけられて、困るルーシー。


カイン「おい。その子に、ちょっかいをかけるな。」


カインは振り返り、男に注意する。


男2「カインさん、ケインさん!」


男1「二人とも別れたって聞いてたけど、どちらかの女ですか?」


カイン「彼女って訳じゃないけど、手を出すな。他の奴にも言っとけ。コビーさんにも、俺から言っておく。」


男1、2「はい。」


ケイン「ルーシー。俺とカインの間に来いよ。そうしたら、ちょっかいかけてこないからさ。」


ルーシー「?えぇ。」


その後は、ちょっかいをかけてくる人間はいなかった。

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