再会

第7話

二日後、カインは仕事が休みだった。


日中は家でゆっくりして、夕方町へ出掛けると、一人の女に目が止まった。


噴水の縁に腰掛けた、ルーシーだ。


カイン「この間の子じゃないか。どうしたんだ?」


私服姿のカイン。


ルーシー「助けてくれた、兵士さん………………。一緒に旅をしていた恋人に、捨てられたの。汚れた女はいらないって……………………。」


カイン「誰か、知り合いはいないのか?」


首を振る、ルーシー。


ルーシー「お金も恋人が持っていたから、何も………………私には、何もないの…………………………。」


涙を流す、ルーシー。


カイン「……………………俺の家に来るか?弟と二人で住んでるんだけど。」


ルーシー「……………………いいの?」


カイン「あぁ、俺は構わない。弟も何も言わないさ。身の振り方を考える間だけでも、俺の家に来ればいい。」


ルーシー「ありがとう……………………。」


そうして、二人でカインの家に向かった。

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