第243話
そうして、ブラドに城門の手前まで送ってもらった。
「俺は明日は朝から仕事だから、また明日な!」
ブラドの言葉に、オレは大事な事を思い出した。
「うん。今日は、ありがとう。………………あっ!え~っと……………………。」
オレが言いにくそうにすると、
「ん?あぁ~………………。分かってるよ。これからも友達として、よろしくな。」
と、ブラドは言った。
ちゃんと、ブラドも覚えていてくれたみたい。
“キッパリ振る”ことを………………。
「うん。」
オレが笑顔で返事をすると、
「でも、最後に………………チュッ。じゃぁ、おやすみ!」
と、ブラドはオレの唇にキスすると、町へと消えて行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます