第210話
コンコン。
「コージー、入っていいかしら?」
「あぁ………………。」
どうするか困っていると、レミが部屋に入って来た。
「コージー、口を出してもいい?」
レミは俺の隣に座ると、俺達をじっと見た。
「あぁ。もう、俺では収拾がつかない。」
「じゃぁ、コージーの代わりに意見させてもらうわね。」
そう言って、にこりと微笑むレミ。
「一つ一つ確認するわね。まず、ブラドさん。リースさんは、ヒューイさんと恋人同士なのは分かってるわね?」
「はい。分かってます。」
「それから、二度と『あの』話はしないこと!女の子にそんな話をするのは、失礼よ!」
レミが少し怒った顔をすると、
「は、はい………………。」
と、ブラドは慌てて返事した。
「レミさん………………。」
リースはブラドにハッキリ言ってもらって、安堵の表情を浮かべる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます