第196話
今は0時半。
普段のリースなら、とっくに眠っている時間だ。
それに、酒をかなり飲んでるようだ。
「ヒューイ君、悪かったね。リースさんを巻き込んで。」
フィリップ王子は、俺に謝った。
「まさか、カインが自分の女に襲わせるとは、思いませんでしたよ。」
「あぁ、俺も信じられない。」
俺の言葉に、フィリップ王子は顔を曇らせる。
「ルーシーがカインの家に住むようになった”きっかけ“は、ファリスから聞いています。それに、カインとケインの人間性から、女は使わないタイプだと思っていたので………………。」
「そうか………………。ルーシーの過去を知っているんだね。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます