第181話

「う~ん、さて、どうするか…………。コージー、今回の件は、お前に任せるよ。」


フィリップ王子が、そう言うと、


「分かりました。それなら、リースが許してくれているから、兵士は続けていい。ただし、それなりのペナルティを受けてもらう。」


と、コージーさん。


「ペナルティ?1週間、素振り100回みたいな?」


「リース、甘いな。ルーク先生なら、2週間の間、毎日素振り200回くらいはやらせてるはずだ。」


オレの言葉に、ヒューイが、そう言うと、


「リースもヒューイ君も甘いな。二人は子供だったから、その程度だろうけど、先生は大人にはもっと厳しいよ。」


と、コージーさん。


「どれくらい?」


「今回の事件なら…………1か月の間、毎日素振り200回プラス、立ち切り1時間ぐらいか。」


『そ、そんなに!?』


カインとケインが、声をあげる。


「う~ん。確かに、ルーク先生なら、それぐらいかも。」


「そうだな。」


オレとヒューイは、納得する。


『ま、マジで!?』


「うん。」


ニコリと微笑んでオレが言うと、げんなりするカインとケイン。

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