第175話

「カイン…………。オレはルーシーに、何もしないよ?だって…………オレ、女だもん。」


オレは、ベッドから起き上がると、ニコリと微笑んだ。


『!?う、嘘だ!』


オレの言葉に、二人は叫んだ。


「その剣の腕で、女なわけないだろ!?」


「そうだ、そうだ!」


カイン、ケインは、信じられないという表情。


「ルーシー、ちょっといい?」


オレは、へたりこんでいるルーシーの側に屈む。


「ちょっと手を貸してね。」


そう言って、オレはルーシーの手で自分の股を触らせる。


「えっ?本当に女の子!?」


「うん。」


少し照れてしまう。

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