第166話
カイン「………………俺達のことは、ほっとけよ。」
リース「う~ん、ほっとけないよ~。」
ケイン「何でだよ。」
リース「もったいないもん。」
カイン「もったいない?」
リース「うん。実力もあるし、指導力もあると思うよ~。」
ルーシー「リースさんって、二人のことを認めてるの?」
リース「うん。認めてるよ~。城にいる間、みんなを見てるけど、上に立てる人間だと思うよ~。オレ、兵士長うんぬんの話、あまり知らないもん。」
リースの言葉に、俺とケインは眉間に皺を寄せる。
カイン「…………………………部外者は黙ってろ。」
俺がキツく言うと、リースは真顔になり、じ~っと俺を見る。
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