第160話
「初めてやった人もいるから、お互いに気付いたことを話して下さい。」
「気付いたこと?」
ケインが聞いた。
「うん。例えば…………ケインは、何人か掛かってこられたら、剣先が下がってしまう癖があるよ。」
「えっ?本当か?」
ケインは気付いていなかったようだ。
「あぁ。最初は剣先は下がってないけど、時間が経ってくると下がってくる。」
俺が言うと、
「そうか。気を付ける。」
と、ケイン。
「カインはね、相手の隙があっても、わざと隙をつかない時があるよね。相手に遠慮してかな?」
ちっ、よく見てるな。
「………………気を付ける。」
俺は仕方なく、そう答えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます