第156話
ルーシー「カイン……………………。本気で言ってるの?」
悲しい顔をする、ルーシー。
カイン「あぁ。他の女には、頼めない。ルーシーだから、俺は……………………。」
俺は、酷いことを言っている。
下手をしたら、ルーシーを今すぐ失うような………………。
ルーシー「分かったわ……………………。カインが、そこまで言うなら……………………。」
そう言って、ルーシーは俺の側から離れていった。
ケイン「カイン。ルーシーと、どうなっても知らないぞ?こんなに………………お互いのことを想っているのに……………………。」
カイン「分かってる……………………。分かってる……………………。」
俺は、2度呟いた。
カイン「3日後に、リースを酒に誘う。この家で飲もうってな。」
ケイン「………………その日は、コージー、ヒューイ様、ファリスさんが国の外に行く日だな。」
カイン「あぁ。それに、ブラドとゴタついてる今なら、リースと仲の良い連中の邪魔が入らない。だから、今がチャンスなんだよ。」
ケイン「分かった。俺も覚悟を決める。リースさんをハメて、城から追い出そう。」
カイン「あぁ……………………。」
ルーシー………………すまない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます