第148話

居酒屋に残っている俺は、グラスの酒を飲む………………。


リースさんが女………………。


「……………………マジか。………………………………!」


ふと、例の時のことを思い出す。


「あっ!あの時、俺が聞いた『声』は………………リースさんの!?……………………って、ヒューイ様がリースさんを抱いてたってことか!」


思わず赤面してしまう。


そして、また思い出す。


「うわぁぁぁぁぁ~~~~。俺、『声』を聞いたって………………リースさん本人に言ってしまってる!…………………………そりゃあ、リースさん………………気まずいな……………………。」


ヒューイ様がリースさんを抱いてる様子が頭に浮かび、俺自身、何とも言えない気分になった。



次の日。


今度は、俺がリースさんを避けてしまう。


「ブラド、おはよう。」


「!!お、おはようございます、リースさん。」


リースさんに声をかけられ、俺は赤くなり、慌て逃げた。


「ん?」


リースさんは、首を傾げた。

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