第141話

「まぁ………………確かに、俺が『女』を抱いてた。」


俺が認めると、


「クスクスクスクス………………。」


と、ファリスは再び笑う。


「ふふっ。この件は承知してるから大丈夫だ。ブラド、下がっていいよ。あ~、あと、口外しないように。」


フィリップ王子が笑いをこらえながら言うと、


「……………………?分かりました。失礼します。」


と言って首を傾げながら、ブラドは部屋から出ていった。


部屋に残った4人は………………?


フィリップ王子は、再び笑っていた。


俺は、ばつが悪い顔をした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る