第139話
「えっ?本当に、『女の人』は呼んでないよ?」
オレは、本当のことを言ってるんだけどな………………。
「でも、俺………………確かに聞いたんです。『女』の人の声を……………………。」
「ブラド、なぜ女の人だって分かるんだ?」
フィリップ王子が詳しく聞くと、
「それは……………………その……………………。」
と、言いにくそうにする、ブラド。
「はっきりと言ってくれ。ブラド。」
コージーさんが少しきつく言うと………………?
「分かりました。」
ブラドは返事をすると、一呼吸置いてから言った。
「聞こえたんです。女の人の『喘ぎ声』が……………………。」
『ぶふっ!!』
フィリップ王子とコージーさんが吹き出す。
「…………………………。」
沈黙するヒューイ。
「クスクスクスクス……………………。」
ファリスは、笑っている。
「なっ!えっ!?いやぁ~~~~~~!!」
オレは両手で顔を隠し、走って部屋から出ていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます