第137話
「うん。分かった。」
オレが返事をすると、
「俺とファリスも同席していいか?」
と、ヒューイ。
「あぁ、ヒューイ君とファリス君も来てくれ。」
そうして、フィリップ王子の部屋に移動した。
部屋には、フィリップ王子、コージーさん、ブラド、ヒューイ、ファリス、そして、オレ。
「早速で悪いが、ブラド、報告してくれ。」
フィリップ王子が促すと、ブラドはオレを見た。
「はい。まず確認ですが、リースさん。いいですか?」
「うん。何?」
「昨夜、女の人を部屋に呼びましたか?」
「ううん。呼んでないよ。」
「………………………………。」
オレの言葉に、不審な顔をするブラド。
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