第130話

「ねぇ、ヒューイ。コージーさんが、1週間、指導役を休んでもいいと言ってくれてるけど、どうしよう?」


「休んでもいいと言ってくれてるなら、休めばいい。無理してやっても、”いろいろ“気になってしまうだろ?トイレとか………………。俺もしばらくは、ヒート国の外に出てることが多いから、ここにいてくれた方が安心する。」


「安心って………………。お城でも、別に何もないよ?」


「ん~………………まぁ、そうだけど……………………。」


少し難しい顔をする、ヒューイ。


「ふふっ。ヒューイ君は、いろいろ心配することが多そうだな。」


と、笑いながら、コージーさん。


「ん~?よく分からないけど………………じゃぁ、休ませてもらうね。」


「あぁ。…………………………。」


ヒューイは返事をすると、チラリとコージーさんとレミさんを見る。


すると、


「じゃぁ、リース。先にご飯を食べてるからな。」


と、コージーさんは部屋に戻っていく。


「私とルミエルも、先に部屋に戻りましょうか。」


と、ルミエルを連れて、レミさんも部屋に戻った。

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