第122話
「ちっ、仕方ねぇなぁ………………。ケイン、後は頼む。今から、コージーの家に連れていく。」
「分かった。」
ケインは返事をすると、兵士達に指示を出した。
「ひ、一人で大丈夫…………うぅっ。」
「無理だろ?ほら、おぶされよ。」
と言って、オレの前に屈むカイン。
「い、いいから。」
「ほら、早くしろ!」
うぅっ……………………仕方ない。
「じゃ、じゃぁ、お願い……………………。」
オレがカインにおぶさると、カインは軽々立ち上がった。
そうして、おんぶされて、コージーさんの家に向かった。
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