女の子の日 by リース

第120話

《視点:リース》


兵士の人達と交流しながら、訓練を見守る日々。


ヒート国に来て、2週間がたった。


今日は、ヒューイとファリスとコージーさんは、朝早くから近くの町に用事ででかけた。


今日は見知った兵士が少ないな。


どうやら、警備の仕事のようだ。


名前が分かるのは、カインとケインだけ。


オレの指示の元、稽古が進む。


………………………………。


そして、午前11時。


「リース。お前、どこか調子が悪いんじゃないか?」


突然のカインの言葉に、オレは驚いた。


「べ、別に……………………。」


オレが答えると、


「朝からずっと、我慢してただろ?」


と、カイン。


「!」


意外と、よく見てるな………………。

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