第72話

リース「何となく事情が分かったよ。う~ん………………どうやって距離を詰めて行こうかな……………………。」


コージー「!なるほど……………………。」


リース「ん?何?コージーさん。」


コージー「フィリップ様がリースに頼んだ理由が分かったよ。そういう所だよ。」


リース「どういうこと?」


コージー「偏見とかを持たずに、二人に接することができるからだよ。」


アーサー「確かにね。さっきも、いきなり10本勝負で二人を黙らせたしな。」


リース「さっきは………………まずは二人の腕を知りたかったのと、とりあえず嫌々でも何でもいいから、皆と一緒に稽古をしてほしかったから。」


ブラド「でも、リースさん凄いよな~。二人ともコージーさんの次に強いのに。」


コージー「リースは、俺より強いよ。あれから頑張って稽古したんだな。」


コージーさんがオレの頭を撫でる。

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