第50話

「んっ………………。」


リースは目を閉じ、顔を右に背ける。


空いた左首筋にキスをすると、


「ヒューイ……………………眠い……………………。」


と、リースが呟いた。


……………………はぁ、そうだよな……………………。


俺が体を離すと、


「眠くて………………動けない。……………………でも………………ヒューイがしたいなら………………していいよ………………。」


と、目を閉じたままのリース。


一応、起きてるのか?


「……………………すぅ…………すぅ………………。」


でも、寝息が聞こえてくる。


うぅ……………………正直、抱きたい。


でもな……………………。


再び、俺は葛藤する。

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