第48話

「ふふっ。本当に二人は仲むつまじいな。」


酒を飲み、笑いながらのコージーさん。


「たまに、見ているこちらが恥ずかしくなる時がありますよ。」


「ははっ、そうか。」


コージーさんは笑うと、じ~っとヒューイ様を見た。


「……………………なぁ、ヒューイ君?余計なお世話だとは思うが、どこかの国に落ち着く気はないのか?」


「しばらくは、旅を続けるつもりですよ。その後は分かりませんけど………………。」


「そうか…………………………。」


そう呟くと、コージーさんはグラスの酒を一気に飲み干した。


「一緒に飲めて、よかった。そろそろ、失礼するよ。」


「はい。おやすみなさい。」


「おやすみなさい。」


そうして、コージーさんは部屋から出て行った。


「俺も自分の客室に戻りますね。おやすみなさい。」


「あぁ。おやすみ。」


俺もヒューイ様の部屋を出た。

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