第6話
全ての変異種を退治すると、周りの人間が近寄って来た。
「すごいな、兄ちゃん。」
「おい、火を持って来い。」
町の人間も、変異種は火で燃やすことを知っているらしく、周りの人間が後始末をしてくれた。
変異した生き物は、元には戻らない。
また、変異した生き物も、食べてはいけない。
食べると死んでしまうと言われている。
実際に食べた人間を見たことはないけど……。
後始末の様子を見ていると、
「おい、兄ちゃん。これ食べな。おごりだ。」
と、さっきの肉屋のおじさんが、串に刺さった肉を数本、持って来てくれた。
「ありがとう。」
オレは笑顔で受け取ると、早速肉を食べる。
美味しい。
「美味しそうに食べるな。変異種を退治してくれて、ありがとな。」
「うん。オレも、肉をありがとう。美味しい。」
肉屋のおじさんに再び礼を言うと、肉を全て食べてから、再び町を見て回った。
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