第19話
「私も堅苦しいのは苦手なんです。さっきみたいに全然ラフで大丈夫です」
小さな寝息が聞こえる。
無意識のうちに、ポンポンと一定のリズムで叩いている自分にほんの少し驚いた。
口をもぐもぐと動かしながら寝ている。
夢の中で何か食べてるのかな。
「てっきり同い年かと…そういうことならさっきとおんなじ感じで!私、須坂美梨亜って言います」
「若葉詩由です。よろしくお願いします」
今日は厄日かもしれないと思ったけど、思わぬ出会いもあった。
とりあえず今必要なものだけ購入して、連絡先を交換した。
これから住む場所やこの子について考えなければならない。
悶々と頭の中が忙しなく働きながら帰路についた。
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