駒鳥追想
夜中の空き地
「こんにちは、おちびさん」
「……こんなじかんに、どうしたの?」
「ぼくは……」
「……おとな、だから」
「おちびさんは、もう、おうちにいないと」
「おくっていくよ」
「……きみは、かしこいから、ひとりでもいいんだろうけど……」
「ふふ」
「だから、これは、ぼくがそうしたいだけ」
「わがまま、つきあってくれる?」
「ありがと」
「じゃ、いこうか」
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