第15話 その後
四十九日の法事が終え、その数日後に改めて崇斗から交際の申し込みがあった。
ずっと一緒に過ごした私達だから、今更恋人同士のデートも照れを感じ優斗と三人で出かける事が多い。
恋人になって初めてのキスは恥ずかしくてお互いに笑ってしまった。崇斗は私の体を改めて手に入れると時間が許す限り求めてくる。
愛されている実感というか、とにかく嬉しかった。
そして一年を目安に私達は婚約した。その半年後に入籍をする。
結婚式は挙げず、写真だけを撮る事にしたのは、まだ時間がそれほど経過していないからという理由。
入籍直後に妊娠が判明し、一人目を出産する時には優斗がお兄ちゃん風を吹かせていた。
優斗が生まれた女の子に名前を付け『
あんなに辛くて悩んだのに…今は幸せな時間。
そう思うのはやはり、不謹慎だよね。
でも…
私と崇斗は幼馴染で生まれた直後から生涯を終える時まで共に歩んでいくのだ。
END
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