第8話

そうこの人はまぎれもなく私が知っている人だった。


かっちゃんこと、宮島 勝也(みやじま かつや)。元天龍九代目総長のときの幹部である。


「久しぶり!でも、なんでここにかっちゃんがいるの?」


「まあな、天龍辞めてから親父に辞めたんならちゃんと仕事しろって言われてな。今は理事長やってんだ。」


「ふ~ん、兄貴の知り合いってかっちゃんだったんだね。」


前に会ったときは髪は金色で赤のメッシュが入っていたのに今は茶色で落ち着いた感じになっていた。


「それで蘭さんからお前をこの学校に入れてくれって言われたときはびっくりしたぞ。まっ俺的にはまた会えて嬉しいけどな!」


「あはは…」


「詳しいことは無理には聞かないが、俺はいつでもお前の味方だからな!」


「…ありがとう。かっちゃん。」

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