第3話
やっとのことで兄貴から解放されて部屋をでてリビングに向かった。
「おはよ。」
「あら、凛ちゃん。おはよう。もうご飯できてるわよ。」
「は~い。」
私は今日から前の学校から転校して兄貴の知り合いがいる学校に行くことになっている。
なぜなら、前の学校では天龍の総長であることがばれてししまい、友達もみんな離れて行った。しまいには私は切れて暴力ざたを起こしてしまったからだ。
兄貴が学校まで送ってやると言った。
「あ~… 一応言っとくがお前が行く学校はたぶん女子お前だけだから。」
「………はああー!?!?」
「てへ ♪」
「てへ♪…じゃねえよ!何それ?うちそんなん気いてないんですけど!」
「まあ、お前に言ったら絶対行かないとか言うと思ったからね。だから黙ってたんだよ、今日まで。」
「………そんなん女友達出来ないじゃん!うち楽しみにしてたのに!」
「まあ、お前なら大丈夫だ!大丈夫!
それと…学校にはいろいろと暴走族に入っているやつらばっかりだから気をつけろよ。とくに、お前が天龍の総長だってことは。」
「はぁ~…」
こんな会話をしていたら、学校に着いた。
「じゃっ 頑張れな。」
兄貴は私に手を振って帰って行った。
ふう~ まあ頑張ろ!
そして私は黒色のウィッグと黒色のカラコンを付けた。
もともとハーフなので髪の色が銀色で目が青色、流石にそのままではマズイので兄貴が私に持たせてくれた。
気合いをいれて理事長室に向かった。
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