1章 はじまり
大切な存在
第2話
「美…。」
「……」
「美桜。」
『えっ…母様?それに父様?』
「美桜。……には…をつけて…。」
『母様!父様!何て言ってるの…?何を言ってるのかわからないよ?』
「美桜、気をつけて。」
『あっ…待って!母様!父様!』
『待っ…』
ガバっと私は勢いよく起きた。
『何だ…。夢か…。』
私はいつも同じ夢を見る。その夢は両親が何か私に伝えようとしてること。
一体両親が何を伝えようとしてるのか聞こうとすると、そこで夢から冷める。
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