ウメチカ・ツインズの初めての御使いならぬ初めての執筆に挑戦だ!
大創 淳
第一回 ……梨緒。
――時は二〇三〇年。
ここは学校の敷地内。すこやか学級という子供教室に預けられている。今のご時世、普通に両親は共働き。梨緒のように小さい子は、お留守番も危ないということだったの。
それでも、この子供教室には五人……
少子化が進んでいることも頷ける……
そんな中でもママは梨緒たちを生んでくれた。人類を未来へ繋げるために。それに同じ日に生まれた子がいて、その子は
何から何まで同じだけど、全然違うんだよ。
例えばほら、このロゴブロック。組み合わせるとだね……
「なあに、それ?」と、こちらに来て千恵は指をさした。
「橋に然も似たり。レインボーブリッジだけどね、千恵」
「てっきりロボット作るかと思ってたのに何で? 梨緒」
「千恵が手伝ってくれないからでしょ」「何それ? 梨緒はズルいよ。言わなきゃわかんないでしょ。千恵は御本を読むのが楽しいの」「千恵の方がズルいよ」「ううん、梨緒」
と、この辺りから喧嘩になる。いつもそうだけど、今日は特に派手。取っ組み合いだから。叩いたりもしていたの。千恵も泣かないけど、梨緒も泣かないから。
すると、そこに現れたのは……
「こら! 梨緒、千恵、喧嘩はダメって言ってるでしょ!」と、響く雷。そして、
「あー赤鬼みたいな
「君たち、この二人の喧嘩、止めてくれてありがと。優しい千佳ちゃんからの御褒美だから皆で仲良く分けてね」と、お菓子を持ってきたの。因みにこの人がね、
「ママ」と、梨緒も千恵もピタッと喧嘩を止めて合唱した。でも、ママの表情は怖いままで「梨緒、千恵、何でいつも喧嘩するの? ママ言ったよね? 今度喧嘩したら、二人に罰を与えるって」と、言ったの。……
ウメチカ・ツインズの初めての御使いならぬ初めての執筆に挑戦だ! 大創 淳 @jun-0824
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