キモメンの俺、大嫌いなこの世界を無理矢理救わさせられる。

山田太郎

第1話大嫌いなこの世界。

俺は田中始50歳になる低学歴、低所得のチビデブハゲ童貞キモオヤジだ!。俺はこんな見た目のせいで昔から女性に嫌われている。そんな俺にある日悲劇が起きた。異次元の侵略者達が突如おれの世界に攻めて来たのである。そして、何故か異次元の侵略者達は美形の男だけを攫ったのである。


侵略者達が言うには美形をこの世界から奪えはキモメンオヤジと不細工な人間しか残らなくなる。そうなればこの世界のメス共は交尾しなくなり我々が手を下すまでもなく滅びる事になるだろう。


世の中の女性達は美形を取り戻す為に一致団結した。しかし、女性の力だけでは到底、異次元の侵略者達に勝つ事は出来なかった。そんな最中ある天才女性科学者がいわゆる変身アイテムと言う物を開発した。しかし、それを見逃すはずのなかった異次元の侵略者達はその変身アイテムに醜い無能な童貞不細工、中年男しか変身出来ないと言う細工を施したのである。


しかも、運悪く俺はその変身アイテムと最高率の適合率を叩きだした為に無理矢理変身HEROにされたのである。これは俺が世界を救う物語ではなく、世界を救うふりをして世界を滅ぼす物語りである。


くそ、こんな変身アイテムの適合率が高かった為に俺はやりたくもない正義HEROをやる羽目になっちまった!。これを押し付けて来た女共何か普段は俺の事を気にも止めてないクセにこんな時だけ、集団で押しかけて世界を救わない貴方は悪者だとかほざいて俺を悪者に仕立てやがって!。


あんな女共の為に戦うくらいなら自殺でもするか!。そうなれば今まで散々俺の事を馬鹿にしてた連中に復讐出来るよな!。まさか俺が自殺する事で世の中に復讐出来るなんてなんて幸せなんだ!。思い返せば俺の人生はろくなものでなかった。昔からこの醜容姿と頭も運動神経も悪いせいで女共にゴキブリみたいに嫌われて来た。


酷い女になると俺が近づいただけで泣き叫びやがったな!。俺は生まれた時から母親はいなく父子家庭だった。母親は俺の生まれる前に俺達の事を捨ててイケメン金持ちと結婚して幸せな暮らしをしているのを俺はこの目で目撃した。


俺が高校を卒業する頃に死んだ父親によると俺の母親は無類のイケメン好きだったみたいだ。母親は頭が良く容姿端麗な見た目をしているおかけで男を食いまくっていたらしい。実は俺は親父と血が繋がっていいないらしい。母親が何処かの男との間に出来た俺を親父の元へ捨てていったらしい。


親父曰く母親の実家は金持ちで父親の会社が母親の実家に借金していたらしい。そんな親の弱みに漬け込み俺の事を捨ていったらしい。親父は俺と血が繋がっていないのに自分と同じ不細工な俺を実の子供の様に大切に育てくれた。なのに俺の母親ときたら俺の養育費を一切出さないどころか、親父の葬式にも一切顔を出さなかった。許せない。


俺は女性から悲惨な目にしか遭わされていないから俺は女の事をただの性欲はけ口としか見ない様にした。美人なセクシー女優をおかずに毎日を過ごしていた俺は虚しかった人生だったな!。とビルの屋上から飛び降ります俺。しかし、地面に着地する瞬間にHEROに変身してしまい無傷ですんでしまった。


クソどうしてだ!。俺は変身なんかしてないぞ!。すると変身アイテムのベルトから声が装着者の命を守る為に変身しましたと声が聞こえて来た。クソこんな時だけ都合のいいように変身しやがって!。


死ねないなら!。侵略者側に寝返ってやるぞ!。くく、俺に裏切られて苦しむ女共の顔が浮かんでくるぞ!。


俺はルンルン気分で異次元の侵略者達の一番大きな拠点に向かった。しかし、俺は侵略者の仲間に成る事が出来なかった。事の次第はこうだ。


貴様何奴だ!。俺は入り口で異次元の侵略者達の拠点を守る侵略者達に止められた。俺はあのうすみません俺の事を仲間にしてくれませんか?。


仲間だと!。ふざけるな!貴様のしているベルトは俺達を倒す為の変身ベルトではないか!。まさか俺達の拠点を壊滅させに来のか!。敵襲だと大声で叫ぶ侵略者達。するの中から侵略者の仲間達が姿を現して来た。そして、誰が俺を倒して手柄を上げるか揉めだして俺をそっちのけで仲間内で殺しあいを始た。


おい、俺はお前の仲間になり来ただ、駄目だ俺の声が全く届いてない!。そうこうしている内に呼びたされた侵略者達は全滅した。すると今度は侵略者の幹部らしき者達が姿を現した。


これはいったいどうゆう事だ!。はい略奪様!。この者がここに来た途端にこの者達が同時打ちを初めてしまいました。と報告する部下。


なに!。貴様いったいコイツラに何をした!。


いや何もしてない勝手奴らが実滅しただけだ!。


ふざけるそれで全滅などあるものか!。死ねと俺に攻撃を仕掛ける侵略者。


そうだ、コイツの攻撃を受けてこのベルト共々粉々に破壊されれば俺の復讐は達成出来る。よし、このまま、奴の攻撃を受けて死ぬぞ!。あの世でこの星の女共が苦しむ姿を見るとするか!。


しかし、ベルトが勝手に正義のHEROに変身を開始する。無駄だいくら変身してもこの攻撃には耐えられまい!。するとベルトが光りだしてタイプチェンジを行う。回避型へチェンジします。回避型は紙の様にペラペラになり相手の攻撃を交わし相手の同時打ちを狙うタイプですと勝手にベルトが解説を行う。


なに、勝手な事をするな!。俺は紙の様になり相手の攻撃を交わし続ける。クソ、勝手にタイプチェンジするな!。元に戻れ!。出来ません!。私変身者を守る事を優先するAIです。このベルトで変身する女性を無傷で守るのが私の役割です。


俺は女性じゃないから守らなくていい!。理解不明私は女性にしか装備出来ません!。そう言ばこれを俺にはめた女共がこんな事を言っていたな!。このベルトを開発中に侵略者に襲われて何とか守り抜く事には成功したがAIのプログラムを書き換える時間がなかったからそのまま、戦いなさい!。なにAIのプログラムが書き換わってなくても貴方に何の支障もないから大丈夫よ!。とか!。クソまさかこんな事になるなんて思わなかったぞ!。


成る程、先程その力でコイツを相打ちにしたのだな!。だが俺はコイツラとは違う!。死ね破壊光線と物凄い熱エネルギーを口から放っ侵略者。


これは、流石に交わしきれないな!。ここで俺は終わりだやっとこの世の中に復讐できるぞ!。


しかし、俺はこの破壊光線で死ぬ事はなかった。なぜならかろうじて生き残っていた侵略者が俺にめがけて攻撃をして来たからである。クソこのまま死んでたまるか!。死ねと俺に攻撃を仕掛ける侵略者しかし、俺はペラペラと侵略者の攻撃をかわす。そして、そのかわした攻撃が破壊光線を放って来た侵略者にあたり破壊光線の起動が運悪くこのアジトの全エネルギーを賄うコアに直撃する。それにより、大爆発が起きて侵略者達の一番大きな拠点の一つが跡形もなく消し飛ぶなか、俺は爆風にのり吹き飛ばされて無傷で済むのであった。


クソ何で、奴ら仲間に成ってこの星の女共に復讐する筈が奴らの一番大きな拠点一つ消し飛ばして世の中を救っているんだよ!。これじゃもう、奴らの仲間になれないじないか!。と叫ぶ俺。












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