第2話



 それを見ている一人の中学生。背が小さくて、ちょっと痩せている女の子がいる。



 彼女の名前は、船木 千春(フナキ チハル)千春は、中学部一年生になったばかりの十二才。髪は短く、黒々としていて、



顔つきは面長で、目は大きく、鼻も高い。美人っていうよりもかわいい。



 格好もデニムの青いシャツに黒のスパッツというまるで男の子に見えてしまう紺の車椅子に乗ったボーイシュな女の子。



この桜を見るのが大好きでいつもボーッとしながら、色々考えたりして一人でいるのが多い。



そのくせ、人一倍寂しがり屋で人に甘えたいのに、言葉遣いが悪くしたり、自分の事を『僕』って言ったり、強がったりするけど、とても

好奇心が強くて責任感ある明るい性格。



 千春は、足が全く動かなくて、手もちょっと不自由だけど、自分の事はほとんどしている。しゃべりにくい。



ニックネームは『ちいーちゃん』と、皆から呼ばれている。

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